空調施工の現場

室外機の置台の素材はどれが適切?鉄、アルミ、ステンレスそれぞれの特長

室外機の置台によく使われる素材としては、鉄、アルミ、ステンレスの3種類があります。ただ、それぞれの特性をなんとなくは知っていても、どれを選ぶと良いのか迷うこともあるのではないでしょうか。

サビに強い溶融亜鉛メッキ処理が出来るのは

サビに強い溶融亜鉛メッキ処理が出来るのは鉄です。

鉄を使用する場合には、表面処理を施してメッキ加工して耐食性を高めています。鉄の表面処理のひとつとして「溶融亜鉛メッキ」というものがあり、溶かした亜鉛で鉄をメッキする処理です。海岸沿いなど塩害地区などでもよく採用されます。また寒冷地でも雪害対策として採用されます。

※塩害地区は地域によって重塩害地域など塩害の程度が異なります。選定の際は営業窓口に問合せをお願いします。

軽さや外観の美しさを重視するなら

軽さや外観の美しさを重視するならアルミです。

鉄、ステンレス、アルミの中で同じ体積でも一番質量が軽いのはアルミだというのは、すぐに想像がつきますね。

たとえば、オーケー器材製のアルミ製の置台(K-KW8H)は質量が5.8kgしかありませんが、鉄製の置台(K-KWZ7G)の質量は14.2㎏です。形状にもよりますがアルミ製だと置台の質量が軽くなることがあります。そのため、高所や足場が悪い現場、複数台設置する場合はとても便利です。また、アルミ製の置台は美観にすぐれることもメリットです。

官公庁物件などで使用されるのは

官公庁物件などで使用されるのはステンレスです。

ステンレスは、stainless(さびない)というその意味のとおり、さびにくいとされる合金です。

※合金とは、金属に金属や非金属を加え、溶かして1つの金属にしたもののことです。

ちなみに、ステンレスはSUS(サス)とも呼ばれます。SUSはSteel Use Stainlessの略称です。
引用元:ステンレス協会

ステンレスの特性により、官公庁物件に使用されることが多いです。
排水や、屋外で雨風に曝される空調設備部材では、「耐食性」が重要なポイントになります。ただし、ステンレス製は塩害地区や異種金属が長時間接触した状態ではサビが発生することもありますので注意が必要です。

施工性で選ぶなら

施工性で選ぶならアルミがおすすめです。

一般的に室外機の置台として使用されることが多いのは、鉄製のものです。ただ、鉄は質量が重いため高所作業や室外機を複数台設置する場合は、軽金属にあたるアルミ製の置台がお勧めです。

オーケー器材製の室外機用置台「アルミキーパー」は、耐食性の高い陽極酸化被膜を施しています。また、中空断面を多用し、高剛性かつ軽量、様々なノウハウにより施工性も高く、組み立て時間も大幅に削減できます。時間はあくまで目安ではありますが、たとえばオーケー器材製の鉄製置台と比べると半分以下の時間で組み立てられます。
動画で比較していますのでぜひ一度、違いを確認ください。

オーケー器材製の室外機用架台・置台については下記を参照ください。

オーケー器材の室外機架台(スカイキーパー)

オーケー器材 スカイキーパー(置台)検索システム

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