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ダクト関連部材の用語を知ろう。

空調機器には、家庭用のルームエアコンや業務用のパッケージエアコンなど様々なタイプがあります。

その中で、パッケージエアコンには「天井埋込ダクト形」と呼ばれる空調機があります。これは、天井内部の空調機本体から、ダクトを通じて「空気」を分配するタイプのエアコンです。
部屋のレイアウトに合わせて吹出口を設定することで、隅々までムラなく空気を届けることができます。

このような、ダクトを使用した空調機器には、ルームエアコンなどではあまり使われない部材も多く使われます
そこで、今回は「ダクト空調」で使われる用語について解説します。

ダクト(英:duct)

(例)オーケー器材製 フレキシブルダクト

「天井埋込ダクト形」の空調機には、「フレキシブルダクト」と呼ばれるダクトが使用されます。
これは、空調機本体で作り出した「空気」を分配するための管のことです。略して「ダクト」と呼ばれることもあります。

『令和四年版公共建築工事標準仕様書(機械設備編)』1.14.9では、フレキシブルダクトは下記のように定義されています。

「吹出口及び吸込口ボックスの接続用として使用するフレキシブルダクトは、不燃材料で、可とう性、耐圧強度及び耐食性を有し、有効断面が損なわれないものとする。また、保温を施すダクトに使用する場合は、断熱材付きのものとする」

ダクトと配管の違い

空調設備の図面で見ると、配管との違いが分かりにくく感じるかもしれませんが、ダクト空調では主に次のように使い分けます。

ダクト空気を運ぶ管。(例)フレキシブルダクト
配管液体やガスを運ぶ管。(例)冷媒配管・ドレン配管

※ 配管を納めるための配管化粧カバーを「配管化粧ダクト」と表現することもあります。

グリル(英:grille)

(例)オーケー器材製 グリル形VH吹出グリル

空調や換気の吹出口・吸込口に使用される、格子状の金属板です。

グリルはよく「HV型」「VH型」と言われることがありますが、H=Horizontal(水平)、V=Vertical(垂直)の意味で、グリルの羽の向きによって分類されます。
前面に水平な羽があるタイプが「HV型」、前面に垂直な羽があるタイプが「VH型」です。

チャンバー(英:chamber)

(例)オーケー器材製 吸込分岐チャンバ 
(例)オーケー器材製 吹出分岐チャンバ ー

騒音の吸収や、空気の混合・分岐などを目的として設けられる、箱状の装置です。英語では「小さな部屋」「空間」などといった意味があります。

『令和四年版公共建築工事標準仕様書(機械設備編)』1.14.6では、「チャンバーは、空気調和機、送風機、外壁ガラリ等とダクトとの接続又はダクトの分岐に用いるもので、形状は、箱形とする」と定義されており、使用材料は「亜鉛鉄板」と決められています。

オーケー器材では「チャンバー」タイプの分岐口ではなく、「アダプタ-」タイプの分岐口もラインアップされています。「アダプタ-」タイプの分岐口は空調機に直接取り付けることが可能なため、従来「チャンバ-」を吊るために必要だったボルトが不要になりました。また、サイズがコンパクトなため、狭い天井裏でもより使いやすくなりました。

(例)オーケー器材製 吸込分岐チャンバー
※ 商品名はチャンバーですが、アダプタータイ
プの吸込み分岐口です。 
(例)オーケー器材製 吹出分岐アダプタ-

吹出口及び吸込口ボックス

(例)オーケー器材製 グリル形VH吹出ユニット
※ 吹出ユニットは吹出チャンバーと吹出グリルをセットにしたものです。

『令和四年版公共建築工事標準仕様書(機械設備編)』1.14.7では、「吹出口及び吸込み口ボックスは、吹出口又は吸込口とダクトの接続に用いるもので、形状は箱形とする。」と定義されており、吹出口・吸込口とセットで使われています。
また、使用材料は「亜鉛鉄板」または「グラスウール」と決められています。

なお、吹出口の種類については以前の記事でご紹介しています。

空調の吹出口の種類と特長について | 空調施工の現場 (kucho-sekou.com)

用語の意味を正しく理解しよう

国土交通省が定める『公共建築工事標準仕様書(機械設備編)』では、機械設備に関わる工事の標準仕様書が統一基準として公開されています。そちらも参考にして、理解を深めることをおすすめします。

ダクト関連部材選定ソフト|オーケー器材

空調工事部材カタログ2023~2024【WEB限定】| カタログビュー(gamedios.com)

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