空調施工の現場

圧力損失曲線の見方〜ダクト空調設計に不可欠な圧力損失を効率的に調べる方法

圧力損失とは

室内の空気を取り込む吸込口と、空気を送り出す吹出口。この空気の出入り口を通る空気の流れを作り出す、ダクト空調を検討する際に欠かせないのが、「圧力損失」です。

■ライン吸込ユニット(ライン吸込グリル・ライン吸込チャンバ)

圧力損失とは、簡単に言えば、空気の流れを弱める抵抗力のことを指します。したがって、圧力損失が高いほど抵抗力は大きく、圧力損失が低いほど抵抗力は小さいということになります。吹出口から空気が勢いよく流れている場合、圧力損失は低く抑えられているということです。

つまり、圧力損失が低いほど、効率的で省エネだと言えます。

圧力損失曲線の見方

この圧力損失を調べるのには、「圧力損失曲線」というものが使われます。

圧力損失曲線は、下記のグラフのように、縦軸に圧力損失[Pa]、横軸に風量[㎥/min]を置いて表されます。(縦軸に静圧を置く場合もあります)

この曲線から、どれくらいの風量のときにどれくらいの圧力損失になるのか、また、そのときの吹出風速[m/s](吹出口から出る風の速度)が確認できます。

■圧力損失曲線(ライン標準吹出ユニットの例)

圧力損失をもっと効率的に確認するには?

ダクト部材選定ソフトを使えば、室内機の機種から吹出口数を選んでフィルターを選択するだけで、ダクトシステム部材のおすすめの組み合わせを簡単に調べることができます。

たとえば下記のような結果になった場合、室内機の定格風量が16㎥/minで、吹出グリルK-DGS7EFFの圧力損失は20.9(Pa)であることが確認できます。

同じことは、カタログに掲載されている下記の圧力損失曲線でも調べることができますが、結構面倒な作業です。(2台で定格風量が16㎥/minなので1台あたりでは8㎥/minとなります)

さらに、ダクト部材選定ソフトが便利なのは、赤い「変更」ボタンから別のユニットを選択することで圧力損失の値が即座に更新されることです。部材を変更するたびにグラフを確認するよりも、数倍かんたんですよね。ぜひ、便利なダクト部材選定ソフトをお試しください。

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