近年、ゲリラ豪雪が多く発生するなど、積雪による被害が多く発生しています。豪雪地帯では毎年大雪に対する備えは万全になされていることでしょう。しかし、それほど積雪しない地域では雪対策にはあまり関心がないかもしれません。いざ冬が到来し、例年にない積雪があった場合に備えてスタッドレスタイヤなどの準備をしておくことが大切です。
さまざまな対策をする必要があるなか、忘れがちなのがエアコンの室外機の雪対策です。
なぜ雪対策が必要か
積雪量が多い地域では、3m以上積もるところもあります。そのような地域で何も対策をしないと、室外機が雪に埋もれエアコンが運転できないだけでなく、故障につながることもあります。
雪から室外機を守るには
雪対策としては、次の3つが一般的です。
1.室外機を高い場所に設置
一般的な樹脂の置台に室外機を設置すると、積雪の多い地域ではあっという間に雪に埋もれてしまい、吸込口がふさがれてしまいます。吸込口がふさがれるとエアコンの省エネ性・暖房能力が大幅にダウンします。
積雪の多い地域では、積雪高さより高い位置に設置可能な架台を選びましょう。
2.防雪屋根を設置
軒先のつららや屋根の雪が室外機に落ちるとその重さで破損することもあります。
室外機に「防雪屋根」をつけて、つららや雪から室外機を守りましょう。
3.防雪パネルを設置
防雪パネルを設置することで、室外機の吸込口に雪が付着するのを抑え、運転を安定させます。
組み合わせればさらにあんしん!
上記でご紹介した高置台、防雪屋根、防雪パネルは次のように組み合わせることで効果的に雪から室外機を守ることができます。
室外機の雪対策をして暖かくあんしんな冬を
冬場にエアコンの暖房運転をされているご家庭も多いことかと思います。例年にはない積雪があったために室外機に影響が出てエアコンが運転できなくなると生活が困ります。そうならないためにも本格的な冬をむかえる前に早めの対策をとりましょう。