空調施工の現場

空調部材を選ぶ3つのポイント

部材とは

空調システムは、エアコン(室内機)と室外機だけでは完成しません。システムとして完成させるためには、様々な部品や材料を使った施工が必要となります。
このような、システムを完成させるための部品や材料のことを一般的に「部材」と呼びます。

空調施工において、どのような部材を選ぶかは非常に重要なことです。なぜなら、どのような部材を使うかによって、作業工数や工期の長さ、コスト、作業が可能なスタッフの範囲、施工品質などが大きく変わってしまうことがあるからです。

部材選びのポイント

部材選びの主なポイントは、「施工性」「性能」「コスト」の3つです。

1.施工性

できるだけ省施工(施工に手間がかからないこと)になるような部材を選びましょう。
たとえば、結露防止層付きのドレンパイプを使えば、ドレンパイプに断熱材を巻く工程そのものを削減できます。工程を削減できれば、作業工数や工期を短縮でき、コストも削減できます。
また、かんたんに施工可能な部材を使えば、スタッフの割り振りも柔軟にできるようになります。

2.性能

価格だけで部材を選ぶのではなく、現場に合わせた性能の部材を選びましょう。
結露防止層付きのドレンパイプを使うなど、高性能のものを使えばより工事がかんたんになります。

3.コスト

部材自体のコストだけでなく、工事全体でかかるコストで考えましょう。
安さだけで選んだがために、作業工数や工程が増え、工期が延び、結果としてトータルコストが高くなってしまうというようなことは避けたいですね。
部材が少し割高でも「省施工」の部材を使って工期を短縮できれば、トータルコストとしてはコスト削減できる可能性もあります。

部材選びのプロセス

部材を選ぶには、まず「施工要件の確認」が必要です。そこから、施工要件に合うかどうかも含めて情報収集に入りましょう。

主要な部材メーカーのサイトにはカタログが掲載されているので、そこで寸法や規格を確認できます。わからないことがあれば、メーカーに直接問い合わせることで解決することが多いので、積極的に問い合わせも活用しましょう。

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